腰の痛みが何故か左側だけに…。これって何?

現代は腰痛社会と言われるほど腰痛患者が増え、「腰痛を経験することなく死ぬ人はいない」と言われるほどです。しかし、そんな腰痛でも人それぞれ原因は違いますし、痛みの種類や強さ、痛む場所というのも全然違うのが実際のところ。

そんな腰痛の中には左側だけが痛いという訴えを持った方も多くいますが、一体どんな原因が隠されているのでしょうか。

なぜ腰の痛みが左側だけにある?

現 代人が抱える悩ましい疾病の中には腰痛があり、腰の左側だけが痛いという人も多くいます。また左側の腰痛に加えて、様々な症状が一緒に起こってくるケース もよくあることで、例えば腰のしびれや内臓の違和感、足のしびれ、更には左の足首まで痛いといったものが代表的です。これらの症状は筋疲労や腰椎椎間板ヘ ルニア・内臓系の異常が関わってくるため、それぞれの病態を理解することが必要になります。

なぜ左側だけが痛くなるのかという原因と関係してくるので、それぞれの病態と合わせて説明していきます。

左側の腰の痛みと鈍痛

左側の腰痛とともにその部位もしくはその周辺に鈍痛が起こることがありますが、これは筋肉の疲労によるものが原因と考えることができます。筋肉が疲れることしてないと思うかもしれませんが実際はかなり筋肉を酷使しているのです。

現場で働く大工さんや建設業の方々は日々動き回っており、重いものを持ったりと腰にかなりの負担をかけているため、筋肉が疲労しきって疲労物質が蓄積することで鈍痛という形で症状が出てきます。

デスクワークの方はどうでしょうか?

実は椅子に座っている状態というのは、腰にとってはかなり負担の大きい姿勢で、立っている時よりも約1.5倍の負担が増加します。その状態から、前のめりになると負担が大きくなり、最大で3倍以上の負担が腰にかかるのです。その状態で8時間も働けば、腰の筋肉はずっと力が入りっぱなしで結構が悪くなることで鈍痛として症状が出てくるわけです。

左側の腰の痛みの対処法

この場合の腰痛では、お風呂などでもいいのでゆっくりと身体を温めてあげましょう。そのあとは、ストレッチや湿布を貼ることで少し改善されます。また、普段仕事の時にはコルセットの着用も心がけ、腰への負担を減らしてあげましょう。

左側の腰の痛みとしびれ

左側の腰の痛みとともにしびれも伴ってくる場合は、腰椎椎間板ヘルニアの疑いがあります。腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎と腰椎との間にある椎間板というゼリー状のものが外に飛び出してしまって、その影響で腰の神経を圧迫してしまうことで起こる腰痛です。

実は腰の皮膚の感覚を感じとっている神経が腰にあってヘルニアによって圧迫されやすい場所にあります。そのため腰椎椎間板ヘルニアでは腰の痛みとともにしびれも出やすくなってしまうのです。

左側の腰の痛みとしびれへの対処法

腰 のしびれでは、ヘルニアによる痺れの影響が大きいため、普段はコルセットを着用することで腰の圧迫が少なくなり、神経の圧迫も少なくなります。その他では 体操として、腹ばいの姿勢から両手をついて腰を反らす体操とできることなら整形外科クリニックなどで腰の牽引を行うことで、手術せずに椎間板ヘルニアの症状がなくなることもあります。

左側の腰の痛みと内臓の違和感には注意

左側の腰の痛みとともに内臓の違和感や痛みを感じる場合には、少し注意が必要です。まずは、安静にしている時・寝ている時でも痛みを感じるかどうか確かめてください。それでもなお治ることがないようであれば、腎臓疾患や尿路結石・膵炎などを疑った方がいいかもしれません。

腎臓疾患?

左側の腰痛とともに発熱や吐き気、むくみなどが伴います。

尿路結石?

膀胱や尿管などに結晶の石ができることで痛みが起こるのですが、左側の腰の痛みとともに血尿が伴います。

膵炎?

消化に関わる酵素により膵臓自体に炎症が起きてしまい、腰痛とともに吐き気や嘔吐が起こります。

左側の腰の痛みと内臓の違和感への対処法

この場合には、対処法は特になく少しでも異常を感じる場合や症状が続く場合、上の内容に当てはなるような場合には速やかに病院を受診するようにしてください。

左側の腰の痛みと足のしびれ

左側の腰の痛みとともに足にしびれを感じるようであれば、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など坐骨神経が関わるものを疑います。

坐骨神経というのは、腰から足に向かって伸びている神経であるため、坐骨神経のあるどこかによって圧迫などの障害があることで足にはしびれとして現れます。 例えば正座をしていると足がしびれてきたというものですが、これは自分の体重によって坐骨神経を圧迫してしまって結果的にしびれとして症状が現れているの です。

特に椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と言って、脊髄という神経の塊が収まっているスペースが縮まってしまうようなことで坐骨神経の症状が現れます。

左側の腰の痛みと足のしびれへの対処法

腰椎椎間板ヘルニアでは、ヘルニアによる痺れの影響を軽減させるために、体操として腹ばいの状態から両手をついて腰を反らせるという体操がいいでしょう。で すが、できることならば整形外科クリニックなど治療が行えるところで腰の牽引などを行うことが大切です。また、普段からも腰への負担を減らすためにコルセットの着用も心がけましょう。

左の腰の痛みと左足首までの痛み

左側の腰の痛みとともに左足首までの痛みでは、坐骨神経症を疑うことができます。

足のしびれとは別に、坐骨神経症では放散痛というものがおきるのですが、放散痛というのは腰が痛いはずなのに、太ももの裏やふくらはぎ、足首といったところ に放散するように痛みが生じてしまう症状です。その原因ではやはり脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアという疾患が関わり、神経に圧迫などといった損傷を負 わせたことによって放散痛が起こってくるのです。脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアでは足首などに神経を送る坐骨神経の部分で発症しやすいため、特に足首 などに放散痛が起こる可能性が高くなります。

左の腰の痛みと左足首までの痛みの対処法

左足首までの痛みに対しては、足のしびれの時と同様な対処方法で構いません。腰椎椎間板ヘルニアがあった場合、ヘルニアによる圧迫が問題となっているため、それを少しでも取り除いてあげるために腰を反らす体操を取り入れてみましょ う。しかし、脊柱管狭窄症である可能性もあるため、症状が強くなったりおかしいなと感じることがあれば病院に受診しましょう。

まとめ

このように腰痛には様々な症状があるが、それは原因がそれぞれ違うからということがわかりました。筋肉の疲労の場合にはストレッチや湿布、腰椎椎間板ヘルニアの場合には腰を反らすことやコルセットによって腰への負担を減らすことを覚えておきましょう。

し かし、実際これを自分でやるとなると結構難しいです。そんな時は素直にその道のプロに任せ、特にどこが良くないのかを見極めてもらうことで、より個別的な ストレッチや筋トレなどの指導を受けましょう。内臓系は難しいですが、その他の原因であれば治療することによって腰痛の軽減が見込めるので、ぜひ整形外科・整体・鍼灸・マッサージ店などでを受けてみてください。