背中にコリを感じるという相手に効果的な指圧のやり方

人間の身体にはツボと呼ばれる箇所が存在しており、これを指で押したり、いわゆる指圧によって刺激することで、なんらかの効果を得ることができると言われています。
日本でのマッサージにおいて、ツボに対する指圧は非常に馴染み深いものとなっていますが、中には自分ではなかなか押すことができないツボも身体にはあります。
背中や腰の部分となると、現代社会においては腰痛といった問題を抱えやすくあるものの、自身でのマッサージは行いにくい面があります。
特に腰に至っては身体を支えている重要なポイントである反面、その分負担がかかりやすくあります。
そんな腰や背中に対するマッサージの行い方について見ていきますので、もしそんな部分に疲れを感じているという方が近くにいた折にでもマッサージしてあげるとよいでしょう。

背中から腰にかけては脊柱および身体を支えている筋肉が分布しています。
中でも脊柱起立筋は脊柱を支えている筋肉であるために、この筋肉が緊張しコリとなることで背骨が歪んでしまうこともあるそうです。
その他にも広背筋や菱形筋、肩甲挙筋、僧帽筋があり、腰には腸腰筋、大腰筋、小殿筋、大殿筋などなどそれぞれに身体を支えていたり、また腰から太ももへと繋がっていることから歩行を支えてもいます。

ではいよいよ実践に移ってみましょう。
まずはマッサージを行う対象にはうつぶせの姿勢をとってもらいます。
マッサージの効果をよりよいものにするために、事前に二の腕から肩にかけて、そして背中から腰にかけてさすっていきましょう。
実際に施術を行う部分をさすっておくことで血行を良くし、緊張した筋肉を弛緩させる働きがあることから、その後に行うマッサージを効率的にできるようになる上に、リラックス効果も対象へと与えることができます。

上記部分をさすることが終わったのならば、背中からマッサージを行っていきましょう。
対象の肩甲骨の下部分に手を当て、その状態で圧力を加えます。
あまり力を入れすぎると人によっては肋骨が折れたりするケースもありますので、対象へと加減を尋ねつつ圧力を加える力を調節してみて下さい。

次に両手を先ほど圧力を加えた部分より若干上の部分、肩甲骨の骨が出ているあたりに片手を添え、もう片方は先ほど置いた手とは対象から見て左右逆の腰骨へと置き、筋肉を伸ばすようにマッサージを施します。
もちろん左右に手を置き換えたマッサージも行うようにしましょう。

ここまで終われば、次は同様に肩甲骨の下から腰まで手根、いわゆる武道でいう掌底にあたる部分を使い外側へと圧力をかけていきます。
このマッサージを行う際に、あくまで押すだけに留めておきましょう。
もし別の方向に力がかかり、筋肉をえぐるようにマッサージしてしまった場合、その副作用であるもみ返しと呼ばれる症状が起こる可能性があります。

脊柱の両側に位置している脊柱起立筋には腰にかけてまでツボが縦に並んでいます。
ですので次の段階として、この脊柱起立筋に対し指で圧力を加えていきます。
肩甲骨のあたりから腰にいたるまで行っていきますが、指圧は手と違い力加減によっては痛みを感じやすいため、対象に尋ねながら加える力を調整しましょう。

対象の不調として背中、肩甲骨の間部分にコリを持っているという場合、指圧に加えてストレッチを実践することで、より症状を緩和させることができます。
具体的な行い方としては、うつぶせとなっている対象の右手を顔の下へ、左手を腰の上に置かせ、その状態にて対象の左肩を持ち上げたままコリのある部分に指圧を加えます。

最後に仕上げとして、対象の足をうつ伏せのままに交差させ、その姿勢が崩れないように自身の足をその間へと置きます。
このストレッチを実践しつつ、背中を両手のひらを重ねた状態で圧力を加えていきます。