ボキボキと音を鳴らすタイプの整体は効果がある?

リラクゼーションの一つとして非常にポピュラーなものと言えば整体があり、名称こそ異なれどもこの整体をサービスとしている店舗が実に多く存在しています。
そのまま整体という名称を使っている店舗もあるものの、その他にもカイロプラクティックやオステオパシーはその細かな内容やルーツは違っても現在における日本では整体の一種とされています。
このうちカイロプラクティックの特徴として骨格を矯正するという点があり、そして皆さんがお持ちのイメージとしては矯正の際に身体をボキボキと鳴らすといったことではないでしょうか。
自身でも身体の関節を強く曲げた折にボキボキと鳴らすことができますが、一説によれば身体に悪影響とされる話もあるものの、一方ではストレス解消といった良い面もあるとされているようです。
これは整体におけるボキボキ鳴らすリラクゼーションにおいても同様となっており、なんらかの悪影響が伴うことがあり危険で事故が起こる可能性も少なくないと言われ、実際に無資格マッサージ師による事故などの発生もニュースで耳にすることが多くなってきたように思えます。
中でも首は特に危険で、脊椎が通っている部分ですので万が一が起こってしまうと場合によっては後遺症が残ってしまうことも考えられます。

意図的に鳴らすものはリスクも…

学問としての整体でもこうした首をボキボキさせるような行為について奨励されているのかというと、実はそんなことはなく骨を矯正できる可能性はあれども、テクニックとして存在しているものですらなければ理に適った方法ですらなく、リスクのほうが高いと言われているようです。
本来の整体のテクニックとしては首を強く捻るという行為は行わずに、身体の不調の原因となっているズレた骨の一部分のみに対して軽く押し込むだけとなっています。
この際に鳴ることもあれば、場合によっては鳴らないケースもあるものの、矯正自体には成功しているそうですので、音を派手に鳴らすとなんだかその分効果も強く体感できる気がしますが、音はそれほど重要な要素ではありません。

本来の安全な整体を行っている施術院などからみると、やはり意図的に骨を鳴らすリラクゼーションを行っている店舗などは危険な行為であるという認識となっています。
そうした安全な整体を行っている施術院の意見によると、骨を鳴らさずとも骨を支えている筋肉の緊張を緩和することができれば、骨そのものに影響を与えることができるために意図的に骨を鳴らしてまで施術を行う必要性がないということが挙げられています。

しかしながら、やはり骨がずれていることによってなんらかのトラブルが起こったとしても、骨に直接アプローチせずに周囲の筋肉から間接的にアプローチしたのでは効果が体感できるまでに時間がかかってしまうというデメリットがあるようです。
すると、お金を払って施術を受けている患者にとっては長期に続ける必要が出てきますので経済的にも負担となってしまいます。
そんな時間がかかってしまうような症状の際には、直接的に骨に対してアプローチをかける方法を取りなるべく早期の解決を目指す、という施術者の意見も耳にできます。

骨を鳴らすことによって体内の組織にキズがついたりと言った話を聞いたことがないでしょうか。
実際に骨を鳴らしたとして、体内の組織にキズがついているのかどうか科学的に解明されている部分があるというわけでもありません。
一つカイロプラクティックの面白い話として、17年間難聴を患っていた患者の骨のズレを治したところ難聴が回復した、というのがその発祥の元となっています。
骨を鳴らすにしても鳴らさないにしても、結局は患者にとって良い影響があればそれに越したことはありません。
個人個人でみれば骨を鳴らすことが好きで、スッキリするという意見をお持ちの方も少なくないと思います。
ですが骨を鳴らす施術によって事故が起こっているという現状を見れば、そのリスクについては認識しておき施術を受ける際にも信頼性の高い施術者から受けるようにするほうが望ましいと言えるでしょう。