短期でも長期でも、海外で快適に過ごすために知っておきたい健康法

海外旅行に行くとき、その国の歴史やちょっとした挨拶フレーズなどの予備知識があるとより有意義な旅になりますよね。健康に関しても同じです。知識があればリスクを減らせます。 海外経験を快適なものにする健康法を滞在期間別にお伝えします。

海外短期滞在を元気で過ごすポイント

わずかの間の滞在でも、現地の情報を知っているか知らないかでは大きな差が出てきます。ここからは、海外へ出発する前にチェックしておきたい情報について見ていきます。

<img src="2.jpg" alt="海外旅行の準備">

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行き先の気温・気候

出発前に必ず行く先の気温・気候を確認しておくようにしましょう。体調管理のためだけでなく、要らぬ荷物を減らすことにもつながります。
ご存知の通り、北半球と南半球では季節が真逆になります。日本が真冬のとき、南半球は最も暑い季節。この時期、暖かい南半球で休暇を過ごすのは、寒さで縮こまった体を伸ばす良い機会になりますが、温度差には気をつけなければなりません。半年ぶりに、熱中症対策の知識を思い起こしましょう。
「CO2削減」の意識が高い日本の公共施設では、エアコンが効き過ぎといった状況はだいぶ減りました。けれど、海外では「震えるほどまで冷房を効かせることこそが顧客サービス」とばかりにエアコンが効いているところは多いです。楽しいはずのショッピングセンターなどで風邪を引くことのないよう、外出時はエアコン対策も考慮しましょう。

現地で流行っている病気

その地域で流行っている病気や気を付けるべき点など、一般注意事項についてもチェックしましょう。ワクチン接種など、事前に予防措置が取れることもあります。接種をしておけば、万が一体調を崩したときの不安材料を減らすことができます。

見るものすべてが新鮮な海外旅行を目一杯楽しみたいと思うと、ついスケジュールを詰め込みがちです。食事や環境の変化は案外体の負担になっていることも考え、余裕を持った日程を組みましょう。
ホテル周辺をぶらりと散歩する時間があるくらい、ゆったり計画を立てるのが理想です。現地の雰囲気を満喫でき、観光地を回るよりもかえって忘れられない思い出になるかもしれませんよ。

現地の食を堪能する前に確認

病気の原因になるため海外では生水を飲まないというのは「常識」としてだいぶ知られていると思いますが、その生水から作った「氷」もまた同じリスクを持っています。信頼できるところ以外では氷は避けるようにしましょう。
同じ理由から食べ物はきちんと加熱されたものをとるようにします。調理済みのものでも時間が経ってしまえば安全とは言えなくなりますね。
また、食べ物自体にはきちんと火が通っていて安全でも、食器から感染して体調を崩すケースもあります。不慣れな人は飲食店を選ぶときに注意が必要です。
たとえば滞在中、和食が恋しくなって現地の日本食店に行く人も多いと思います。外国風に調理された和食を味わうのも楽しい体験になるでしょう。
しかし、海外では生で魚や卵を食べるとことはそもそも想定されていません。できれば避けるのが賢明ですが、どうしても生ものを食べたいというなら信頼できる店を選びましょう。

海外長期滞在を有意義に過ごすためのポイント

長く滞在する人は短期滞在者とは異なる視点で考える必要があります。
言葉も違う不慣れな環境で快適に暮らすためには、簡単に医者に相談できる日本にいるときより、もっとしっかり自己管理することが大切です。
滞在予定先の様子について経験者に様子を聞いたり、インターネットなどで最新情報を知っておくと現地の生活に入りやすくなります。情報収集は多くて損することはありません。「正しい情報源」をチェックするのがポイントです。

<img src="3.jpg" alt="カンボジアの食卓">

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モノはあっても欲しいモノとは限らない

日本なら簡単に手に入るものも、海外では習慣の違いなどから入手困難なものはたくさんあります。耳かき一本さえ、欧米で目にすることはまずないでしょう。耳掃除には綿棒を使うからです。使い続けている化粧品やサプリメントなども多めにストックを持っていくと良いでしょう。
また、意外なことに、暑い国に行くからといって日焼け止めも簡単に手に入るとは思わない方が正解です。日本では安く簡単に買える日焼け止めも、海外では思わぬ高額だったり種類も少ないことがあります。入手できたとしても、機能や使い心地は日本の製品並みとは限りません。
歯ブラシさえ日本のように繊細なタイプがあるとは限らず、大きくてゴツいタイプの歯ブラシが主流です。長期滞在の場合、自然治癒が期待できない虫歯予防は特に重視したい点です。磨きにくい歯ブラシで虫歯を招くことのないようにしたいですよね。

「生きた情報源」を確保しよう

日本でも地元の密着情報を流すフェイスブックページや交流グループがたくさんありますよね。
海外の滞在先にもきっと同じようなものがあるはずです。本やウェブサイトに載っている情報と違い、日々更新され「今、生きている情報」を手に入れることができる貴重な情報源です。
最新版ガイドブックにも載らないような細かな暮らしの情報が交わされているのが特長です。困ったときの駆け込み相談や、欲しいモノ・必要なモノについての情報、帰国時などに不要となるモノの売買マーケットなど、現地に暮らすからこそ必要な情報がたくさん見つかるでしょう。長期滞在を予定している方は、ぜひ現地にそんな情報源を確保することをおすすめします。

長期に渡る健康管理のカギ

長期滞在者の場合、日々の健康管理・自己メンテナンスが健康維持のカギとなってきます。
気候、言葉、食事、習慣すべてが異なり、当初は知り合いも少ない状況ながら、到着したその日から暮らし、家族、仕事について同時進行で考えなければなりません。
周囲のあらゆる人の助けを借りながら一つ一つ対処していくしかないので、当面の不便は受け入れ焦らず対応しましょう。

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友人知人は生活の質に直結

会話したり、遊んだり、助け合ったりする相手がいないのは辛いものです。毎日の暮らしが無味乾燥では、せっかくの海外生活のチャンスも苦しいだけの経験になってしまいますね。
落ち着いたら、現地のスパやマッサージを利用したりスポーツジムに通ったりして、リラックスし自分のケアができる場所を見つける、または習い事などを始めて交友関係を広げ、自分の居場所を確保するのも大事です。地元のイベントやコミュニティーに顔を出してみるのも良いでしょう。何らかの活動を始めれば自然と人の輪が広がるものです。
人の輪が広がれば、「レアな情報」も耳に入ってくるようになり、さらに暮らしやすくなります。そしてそれは健康維持に直結します。
現地の人との交流は、その土地のことを深く知ることができて有益です。
そして外国人との交流は、同じ「外国人」同士だからこそ共有できる特有の情報が得られます。
幅広いネットワーク作りを目指すと良いでしょう。

海外から帰国してからも快適に過ごすために

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病気には「潜伏期間」というものがあります。
特に短期滞在の場合、海外で感染した病気は帰国後に発症する確立が高くなります。マラリアやチフスなど現地なら簡単に治療できる病気も、日本では診断さえ容易に行かないことがあります。種類によっては受診施設も限られるため、海外に出掛けるときの健康管理は帰国後のことまで頭に入れるようにしましょう。マラリアなど、現地で簡単に買える自己検査キットなどもあります。心配がある場合は購入するのも良いでしょう。

とはいえ、最も効果が高い健康法は「予防」です。
そして、予防は正しい知識を得るところから始まります。
渡航が決まったら、ぜひ一通りの現地情報に目を通すことをおすすめします。「怖いと思っていたけど、こんなに簡単なことで防げるのか」、あるいは反対に「甘く見ていたけど、こんなに重大なことだったのか」などと認識が改められることは結構あるものです。「健康法」の基盤は「知識」と言えますね。