自然治癒力を高める効果を持つオステオパシーとは?

オステオパシー

現代では様々なマッサージが溢れています。

例えばカイロプラクティックやリンパマッサージ、タイ古式マッサージやアーユルヴェーダなど海外から取り入れられた手法も少なくありませんが、その一つとしてオステオパシーと呼ばれるものがあります。

ここではこのオステオパシーについて、どういったものであるのか、またはその効果について見ていきたいと思います。

オステオパシーの意味・特徴

まずオステオパシーという呼称についてですが、これはギリシア語が元となっており、骨という意味を持つOsteonと治療という意味を持つPathosが組み合わさり名称の由来となっています。

オステオパシーはアメリカで発祥したもので、意外にその歴史は古く1800年代後期に創設されたものです。

現在、日本に広く普及しているオステオパシーは整体の一種として知られているものがほとんどではありますが、本来は医学そして哲学としての考え方として考案されたものです。

一般的なマッサージと本来のオステオパシーの違いとして、患部のみに対する実践を行うだけでなく、一つの不調から身体全体の様々な問題ならびに原因を追求していき、主に手技を用いて身体の持つ自然治癒力を高めるという手法となっています。

例えばよくある肩こりの対処法としては、こっている部分を揉みほぐしたり、その周辺の筋肉を動かしたりする運動を行ったりと、主に患部近辺のみを考えた実践方法が行われます。

しかし肩こりを招いてしまう要因には背骨の歪みなど、肩以外の部分が問題となっていることも少なくありません。

そうした全体の問題から症状に関連する部分を追求し、主に手技にて対処するのがオステオパシーの特徴です。

オステオパシーは安全?

最近ではマッサージにおける事故もニュースで耳にすることが増えてきていますが、オステオパシーは比較的安全とされるのもメリットの一つとなっており、あまり身体に負担をかけることなく施術が行われます。

オステオパシーに近い技術としてカイロプラクティックがあり、手技を用い骨格を矯正したり自然治癒力を高めたりといった部分が近似しています。

では、この二者の違いはどこにあるのかというと、オステオパシーの内容には身体全体を一つとして考えるという点があり、骨格だけでなく解剖学に基づいた内臓機能やまたはその構造を改善するというのが主な目的となっています。

一方、カイロプラクティックは背骨の歪みを矯正するというのが大筋となっていますので、簡単に言えば全体を見るか背骨のみを見るかに違いがあると言えるでしょう。

オステオパシーを提供しているマッサージ店も現在では少なくないものの、日本において資格および免許があるものとしては、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の三つのみとなっていますので、オステオパシーはあくまでマッサージに似たリフレッシュのためのサービスということになっています。

そのために場合によっては無免許にて店舗を開いているケースもありますので、もしオステオパシーを受けたいと考えるのであれば、なるべく信頼性の高い施術者を選ぶことをおすすめします。

正しいお店の選び方

オステオパシーの発祥の地であるアメリカではオステオパシー協会と呼ばれる団体も存在しています。

この協会は汎用的な基準を設けるべく一定の教育水準を定めているほどの本格的なもので、WHOにもそのガイドラインが採択されたということもあって、オステオパシーそのものの安全性や効果についてはかなり信頼性が高いものとなっています。

そもそものオステオパシーの目的としては身体の持つ本来の自然治癒力を高めるという点にあり、医学として考案されたという側面も持っていることから、現在でも研究ならびに臨床から得たデータによって実績を積み重ねています。

また、アメリカにおいてはオステオパシーは医療として認可されており、その施術者は医師と同等の地位を持っているほどです。