【専門家監修】首の後ろが痛い!?どんな症状?その原因と改善策をご紹介

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松村和輝
鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師
松村鍼灸治療院。院長
株式会社ナチュラルナイン 代表取締役
中野区鍼灸按マッサージ師会 会長
東京都はりきゅうあん摩マッサージ指圧師会 副会長
http://shinkyumassage.com/

 

原因不明の首の痛みに悩んでいる方、辛いですよね。首が痛いと日常の何気ない動きにも制限が出て、パフォーマンスが大幅に下がってしまいます。そこで今回は、特に首の後ろが痛む場合に考えられる原因や改善策をご紹介していきます。原因がわかれば予防できますし、改善策を実践すれば不快な痛みも軽減するでしょう!

首の後ろ部分が痛む原因と痛みの種類とは

首の後ろが痛む場合、様々な原因が考えられます。まずは痛みを感じるシーンや症状から考えられる原因を確認していきましょう。

起床時の痛みは寝違えが大きい!

寝違え

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首の寝違えは不自然な体勢で眠ってしまったときに起こりやすいです。朝起きた時に突然首に強い痛みを感じたり、首を曲げたり回したりするのが難しい場合は、寝違えてしまっている可能性が高いでしょう。この場合、首を温めるのではなく氷などで冷やすようにしてください。通常であれば数日で痛みはなくなるはずです。

急な痛みは筋肉痛の可能性大!

筋肉痛

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急な首の痛みは筋肉痛かもしれません。前日、あるいは前々日にいつもしないような運動をしたなら、その可能性はより高くなるでしょう。首に限らず筋肉痛の時は、激しい運動を避けるようにして筋肉の回復に努めましょう(軽いウォーキングのようなものであれば問題ありません)。

慢性的な鈍い痛みには3つの可能性

ズンと重いような鈍い痛みが長く続く場合、以下の3つが原因として考えられます。

その1 悪い姿勢

猫背

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慢性的に鈍い痛みがある場合、姿勢の悪さが原因となっている可能性が考えられるでしょう。デスクワークなどで長時間同じ姿勢をし続けている場合にも、血流が悪くなって首に痛みが出ることがあります。この場合、首の痛みだけではなく肩こりなども併発することが多いようですね。

また、骨盤のゆがみから首の痛みや頭痛などにつながることもあります。骨盤がゆがんでしまう原因は、足を組んで座ったり、いつも決まった腕で荷物を持ったり、立っているとき(あるいは座っているとき)に片側に重心をかける癖がついていたり……など、さまざまです。

その2 パソコンやスマホの使いすぎ

スマホの使いすぎ

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パソコンやスマホの使いすぎも首の痛みや肩こりなどの原因になります。長時間の使用も問題なのですが、それ以前にスマホ・パソコンを使っているときの姿勢も重要。画面に熱中すると、どうしても前のめりな体制になったり、顎を突き出しがちになりやすいからです。このような姿勢は人間の身体にとって不自然であり、長時間続けていると首の痛みをはじめとする不具合が生じてしまいます。
仕事などで集中していると、同じ体勢でいることに気付かず、結果的に首や肩がパンパンに張ってしまうことに。

目の疲れからも首や肩の痛みがくることもあります。
仕事などでどうしても使わなければならない場面も多いですが、できるだけ長時間のスマホ・パソコンの使用は控えるようにしてみてください。

その3 運動不足

運動不足

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首の痛みには運動不足も可能性として考えられます。運動不足が慢性化して筋肉を動かす機会が減少してしまうと、血流が悪くなって肩こりや首の痛みなどを引き起こすことがあるからです。首の痛みがなかなか治らない人は、自分の運動習慣を見直してみましょう。

加齢が原因の場合も

首の骨は年齢に伴って老化していくため、加齢が原因で痛みが起こることもあります。首だけでなく肩にも痛みがある場合や肩を動かすのがつらい場合には、四十肩や五十肩である可能性も。四十肩や五十肩の場合は痛みがあるからといって動かさないままでいると、どんどん可動域が狭まってしまうので、専門家に見てもらうことをおすすめします。

病気の可能性が考えられる場合も

首の痛みは病気の可能性もあるので、「たかが首の痛み」と侮ることはできません。ここでは首の後ろの痛みから考えられる病気についてご紹介します。

頚椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

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頚椎椎間板ヘルニアとは、頚椎の間のクッションの役割を担っている「髄核」という組織が飛び出してしまうことによっておこる病気です。加齢によっておこることが多いですが、30代くらいの若い方でもなる場合があります。

頚椎椎間板ヘルニアの主な症状は、首の痛みや肩の痛みに加えて、手足のしびれなど。重症化すると握力が低下したり上手く手を動かすことができなくなったりすることもあるので、注意が必要です。痛みだけではなく痺れなどを自覚している人は、なるべく早めに医療機関を受診し治療を受けるようにしてください。

脊柱靱帯骨化症

脊柱靱帯骨化症とは、脊柱をつないでいる靱帯が骨化していく難病指定の病気のこと。主に、中年以降に発症する傾向が高くなっています。

主な症状は、首の痛みや手足のしびれ、麻痺などです。悪化すると手足を動かしにくくなったり、歩くのが難しくなったりする場合もあります。脊柱靱帯骨化症の場合にもきちんと治療を受ける必要がありますので、首の痛みに加えて手足のしびれや麻痺のような症状がある場合には、医療機関を受診するようにしてください。

首の後ろの痛みを改善する方法

最後に首の痛みを緩和・改善するために自分でできる方法を紹介します。

姿勢に気を付けて生活をする

姿勢の改善

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姿勢に気を付けて生活を送るだけでも、首の痛みを改善・予防することができるでしょう。

まずは長時間同じ姿勢を取り続けるのをやめてみてください。「デスクワークを1時間行ったら席を立って、5分ストレッチをする」のように、自分でルールを決めてしまうのも良いでしょう。立ち上がってその場で軽くストレッチをするだけでも、大分違いますので、ぜひ取り入れてみてください。
座りっぱなし、立ちっぱなしなど「ぱなし」はNGです。こまめなトイレ休憩などで身体を動かすように心掛けましょう。

またパソコンやスマホを使うときの姿勢にも気を付けましょう。猫背にならないように、背筋を伸ばして座るようにしてください。

骨盤のゆがみを改善する

骨盤のゆがみによって首の痛みが起こってしまっている場合には、ゆがみを矯正していくのが一番。骨盤のゆがみは全身の不調につながるので、早めに対策をしましょう。普段の生活では、片方の手だけに荷物を持つのを止めたり、足を組んで座らないようにしたりと、ちょっとしたことに気を付けるようにしてみてください。

骨盤を矯正するストレッチとしては、腰に両手を当てた状態で腰を回すものが手軽にできておすすめ。このとき上半身と脚は動かさないようにするのがポイントになります。自宅でもできますので、隙間時間などに取り組んでみてはいかがでしょうか。
骨盤のゆがみ矯正についてもっと知りたい方は「5分でできる骨盤矯正ストレッチで気軽に骨盤ケア」もチェックしてみてください。

適度に運動やストレッチを行う

適度なストレッチ

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普段あまり身体を動かす機会がないという方こそ、軽い運動やストレッチを取り入れましょう。首や肩をゆっくり回す簡単なストレッチでも良いですし、筋トレなどを行うのも良いでしょう。また数十分のウォーキングは運動になれていない方でもできますし、身体に良いだけでなくストレス解消などにもつながります。通勤や通学の際に一駅分歩いたりするだけでも、効果は期待できますよ。

なお運動やストレッチは継続することが大切なので、長く続けることができるように、無理しない範囲で行うことも大切です。

痛みが酷い&長引く場合は病院へ

医師による診察

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痛みが酷い場合や症状が長引くようであれば、きちんと医師の診察を受けた方が良いでしょう。特に手足にしびれがある場合や、高熱や長引く微熱を伴うものであれば、迷わず医療機関に相談を。重症化させないためにも、早めの受診が大切です。

首の痛みを解消して毎日を生き生きと

首の痛みという症状や考えられる原因、改善方法などについてご紹介してきました。首の痛みは慢性化すると辛いものなので、早めに解消しておきたいところです。ぜひ、今回紹介した改善方法を実践してみてください。首の痛みから解放されれば、きっと毎日をもっと生き生きと過ごせるでしょう!