右側の肩甲骨がヤケに痛い。これって一体何?原因をわかりやすく解説します

肩甲骨の右側だけが痛い…。なんて経験ありませんか?片方だけ痛くなるというのは、片側に負担がかかっているからかもしれません。
肩甲骨周辺、特に右側に痛みがある場合の原因や対処方法を考えてみましょう。

右側の肩甲骨周辺の痛みの原因は?

肩甲骨の構造

肩甲骨とは、肩の後ろ側にある、平たくて大きな骨です。鎖骨や腕の骨と関節でつながっていて、腕を上げると肋骨の表面をなでるように外側へ向かって回転して動きます。

筋・筋膜性の痛みの場合

肩甲骨にはいくつもの筋肉がついています。これらの筋肉や、筋膜(筋肉を包む膜状の組織)が緊張したり、傷ついたりすると痛みが出ます。

肩関節の腱などによる痛みの場合

肩関節は、重い腕を支えているため、加齢や激しい運動などによって腱(筋肉と骨をつなぐ部分)などが傷つくことがあり、痛みが出ます。

骨・骨膜による痛みの場合

肩甲骨そのものや、骨膜(骨を包む膜状の組織)に傷や病気がある場合も痛みが出ます。

内臓からの関連痛の場合

内臓に病気があるときに、神経の通り道の影響で脳が別の場所の痛みと勘違いしてしまうことがあり、これを関連痛といいます。

胆嚢や肝臓に病気がある場合に右の肩甲骨周辺に痛みが出ることがあります。

心因性の痛みの場合

過剰なストレスが原因で体に痛みが出る場合があります。

突然右側の肩甲骨周辺が痛むのはなぜ?

慢性的な肩こりではなく、急に右側の肩甲骨周辺が痛くなった場合には、どんな原因が考えられるでしょうか。

もともと筋・筋膜に緊張があった場合

緊張した筋・筋膜は、ちょっとした負荷で小さな傷ができてしまうことがあります。

もともと右側の肩甲骨周辺が緊張していると、重いものを持ち上げたり、バットを振ったりするような動作で傷ができてしまい、急にひどく痛む場合があります。

内臓疾患になった場合

急性の内臓疾患が起こったときに、右側の肩甲骨周辺に関連痛が出る場合があります。

また、急性疾患でなくとも、ある程度進行することによって痛みが出始める病気もあります。

右側の肩甲骨周辺に痛みがあり、肝臓が心配。関係はある?

関連痛について知っていると、内臓に病気があるのではないかと心配になってしまうことがあるかもしれませんね。

では、どんな場合に病気の可能性が高いのでしょうか。

右側の肩甲骨周辺が痛むときの関連痛として考えられる病気

右側の肩甲骨周辺に痛みが出る可能性のある病気としては、胆石症、胆道疾患、肝炎、肝がんなどがあります。

関連痛を疑うとき

痛みが出ている右側の肩甲骨周辺に筋肉や筋膜の緊張がみられないときや、鍼灸、マッサージなどを何回か受けても痛みが改善しない場合には、内臓からの関連痛を疑います。

関連痛はどうすれば治る?

関連痛を治すには、おおもとの病気を治療しなければなりません。内科を受診して相談しましょう。

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