頭痛で吐き気!これって何かの病気?吐き気のする頭痛の原因と治し方

多くの方が悩まされている頭痛。更には吐き気をもよおしてしまう人いますよね。「もしかして病気かも…」と不安に思っている人に見て欲しい!吐き気を感じてしまうような頭痛の原因、治し方までご紹介いたします。

頭痛から吐き気につながってしまう?

私達の周りには、「頭痛持ち」と言われる人が多くいます。頭痛の原因は様々。15歳以上の男女の3人に1人が頭痛持ちというくらいなのです。
その中でも、頭痛から吐き気まで伴ってしまうような人もいますよね。吐き気がすると苦しいですし、他の病気なのではないかと不安にもなります。
吐き気までしてしまうような頭痛はどのような原因からくるのでしょうか。治し方も見てみましょう。

そもそも何故頭痛が起こるのか?頭痛について知ろう

頭が痛いという「頭痛」ですが、実は頭痛にも大きく分けると2つの種類の頭痛があります。

原因が分からない一時性頭痛

一時性頭痛とは原因が明確でなく、いろいろな原因があり、重複している場合があるような頭痛です。その中で、吐き気を伴うのは、「緊張性頭痛」と「偏頭痛」と言われるものです。命に関わるような頭痛ではありません。

緊張性頭痛

緊張性頭痛は、他の2つの頭痛に比べると軽いとされています。肩こりや首こりなど筋肉のこり、ストレスなどが原因で起こります。
頭がぐーっと圧迫されるような締め付けられる痛みや、頭全体が重く感じるのが特徴です。ストレッチやマッサージで血流を良くしたり、気分をリフレッシュさせたりすることで、軽減されることがあります。

偏頭痛

偏頭痛はズキズキと脈を打つように強い痛みがおきます。脳の血管が拡張して周囲の三叉神経が圧迫されます。その刺激によって、血管の周りに炎症が起こるのです。
偏頭痛はストレス、女性ホルモンのバランス、天候、光、アルコール、タバコ、睡眠など、
様々なことが誘因となります。
緊張性頭痛の時のように、血流を良くするようなことをして改善しようとするとさらに悪化させることになるので、注意が必要です。

頭痛で吐き気が伴うのはなぜ?

緊張性頭痛や偏頭痛で吐き気を伴うことがあります。その原因は、痛みの伝わり方にあります。
緊張型頭痛や偏頭痛での痛みが脳に伝わる時に、脳幹内にある「嘔吐中枢」まで刺激されてしまうので、吐き気を感じてしまうようになるのです。

吐き気を伴わない群発頭痛

一時性頭痛である群発頭痛は激しい痛みがあり「痛みの王様」と呼ばれています。群発頭痛の原因は、偏頭痛のように血管が拡張することによって起こると言われていますが、はっきりとしたことは分かっていません。
一度痛みが出ると、1~2ヶ月くらい毎日のように痛みが続きます。その時期のことを「群発期」と言います。
目の奥がえぐられるような激痛で、15分から長い場合は3時間ほど続くのです。必ず頭の片側だけが痛み、目の充血や鼻水などが伴うことはありますが、吐き気の症状は見られません。

病気が原因と言われる二次性頭痛

二次性頭痛は「いつもとは違う」「突然で激しい」「どんどん痛みがひどくなる」などというような異常を伴う頭痛です。
脳腫瘍、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎などの病気の発症時に起こるものです。吐き気を伴うとともに、嘔吐やめまい、手足のしびれ、意識障害など、他の重篤な症状も出ることが多くなります。
しかし、一般的に吐き気がする頭痛で多いのは一時性頭痛になります。

これってまさか……?吐き気がする頭痛の時に考えられる病気

上であげたように、吐き気がする頭痛には「二次性頭痛」といって病気が原因になるものがあります。
このような病気が考えられる場合は、一刻を争う場合もあるのですぐに医療機関で診察をしてもらいましょう。

吐き気がする頭痛の病気その1 くも膜下出血

くも膜下出血は脳にできた動脈瘤が突然破裂して、脳を覆っているくも膜下に血が溜まっていきます。急に頭が割れるような激痛に襲われます。
次に、吐き気や嘔吐、意識低下が起こり、死に至ることもあります。

吐き気がする頭痛の病気その2 脳出血

脳出血は急に頭痛が起きて、吐き気以外にも手足の麻痺や言葉のもつれがみられます。多くの場合は、高血圧で脳の血管が破れて出血してしまうのです。
出血する部位や血腫の大きさによって症状の出方も変わってきます。

吐き気がする頭痛の病気その3 髄膜炎

髄膜炎はウイルスや細菌が髄膜に感染し、ズキズキと激しい頭痛、吐き気に襲われます。炎症が脳にまで及ぶと、脳炎になります。

吐き気がする頭痛の病気その4 脳腫瘍

脳腫瘍は、頭蓋骨の中に腫瘍ができている病気です。吐き気や嘔吐を伴う頭痛の他にも、視覚障害や感覚障害、言語障害などの症状が見られます。

吐き気がする頭痛の病気その5 慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血種は、頭をぶつけた後に脳を包む膜と脳の表面に少しずつ血液が溜まる病気です。頭痛、吐き気から、片側の麻痺やしびれ、失語症、精神障害など、様々な神経症状が見られます。

頭痛は自分でも治せる!頭痛で吐き気がする時の対処法

病気が原因の頭痛を治す場合は、病院を受診することが一番ですが、緊張性頭痛や偏頭痛の場合は自分で治すこともできます。
2つの頭痛でも治し方が異なるので、違いを知って正しい治し方を試して下さい。

緊張性頭痛の治し方

その1 薬を飲む

市販の頭痛薬に入っている、アスピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェンというような、「非ステロイド性抗炎症薬」が効果的です。
病院に行けば、肩や首の筋肉をほぐすような筋弛緩薬や精神を安定させるための抗うつ薬、抗不安薬が処方されることもあります。

その2 血行を良くする

緊張性頭痛は筋肉をほぐし、血液循環を良くしてあげると痛みが軽減します。次のようなことが効果的です。

  • 腕を回したり、首を回したりするようなストレッチをする
  • 肩や首の周りを温めたり、マッサージしたりする
  • こめかみや首の後ろの「風池」や「天柱」といったツボを押す
  • お風呂にゆっくりとつかる

偏頭痛の治し方

その1 薬を飲む

偏頭痛は市販薬では効かないということもあります。そこで、トリプタン系薬剤は血管の拡張を防ぎながら、三叉神経からの信号をブロックし、痛みだけでなく吐き気の症状も押さえることができます。錠剤の他に、点鼻薬もあります。
偏頭痛が始まった「軽度」のうちに飲むのがポイントで、前兆期や痛みがひどくなった場合では効果がみられない場合があります。
医師や薬剤師に相談して適切な服用をするようにしましょう。

その2 冷やす

緊張性頭痛とは逆で、血液循環を良くしてしまうと、頭痛が悪化してしまいます。そこで、血管を収縮させるために、冷やすようにしましょう。
タオルに包んだ保冷剤のように冷たいものを、こめかみや首の後ろなど痛いと思う場所に当てると良いでしょう。

その3 カフェイン摂取

カフェインは血管を収縮させる作用があります。偏頭痛がする時には、少しずつコーヒーや緑茶を飲んでみるのも良いでしょう。
ただし、飲み過ぎてしまうと頭痛を悪化させてしまう場合もありますので、1~2杯くらいにしておきましょう。

頭痛にならないための予防方法

頭痛にならないために、普段の生活の中で気を付けておくと良いことがあります。吐き気をもよおすような頭痛にならないための対処方法をご紹介します。

頭痛の予防方法その1 食生活

頭痛を起こさないようにするためには、基本的には栄養バランスの取れた食生活をしていること良いでしょう。
過度なダイエットや暴飲暴食は、ストレスが溜まったり、身体の代謝機能が低下したりするので頭痛にも良くありません。
偏頭痛を起こしにくくなると言われている栄養素として、ビタミンB2やマグネシウムがあります。
ビタミンB2はレバーやうなぎ、納豆など、マグネシウムは大豆製品や海藻類、ナッツ類などに多く含まれています。

頭痛の予防方法その2 体操

緊張性頭痛でも偏頭痛でも、肩や首のコリから起こる場合があります。首や肩の筋肉をほぐすような体操、ストレッチを取り入れるのがおすすめです。
体操やストレッチをすることで、気分のリフレッシュにもなります。ただし、すでに偏頭痛が起きている時には、体操は行わないようにしましょう。

頭痛の予防方法その3 気温の変化に気を付ける

頭痛は気温の変化によって引き起こされる場合もあります。季節によって気温は変化しますし、室温と外気温の差もあります。
緊張性頭痛の場合は、筋肉や血管が冷えて収縮した場合に起こりやすくなります。首回りや頭を冷やさないように温めましょう。
偏頭痛の場合は、急に温まって血管が拡張した時に起こりやすくなります。冷房や暖房が聞いた部屋から、外に出た時の温度差に注意が必要です。
温度調節ができるような服装をするなど、なるべく気温差を作らないように工夫してみて下さい。

頭痛の予防方法その4 スマホやパソコンに注意

スマホやパソコンを毎日に見ている人は多いと思います。スマホは覗き込むような姿勢になるので、首に負担がかかります。
パソコンを使用する仕事をしている人は、長時間同じ姿勢をとることで、首や肩にも負担がかかり、血行不良になりやすくなります。
また、液晶画面から発せられているブルーライトが頭痛の誘因となっています。
長時間の使用をさけたり、40分程度を目安として休憩をしてストレッチやマッサージをしたりするようにしましょう。

引用:https://www.shutterstock.com/

吐き気がする頭痛に正しく対処しよう

吐き気が伴う頭痛には、緊張性頭痛や偏頭痛のような一時性頭痛と病気が原因の二次性頭痛があります。
一時性頭痛の場合は、命に関わることではありませんが、痛みが嘔吐神経を刺激することで、吐き気を感じてしまうのです。
緊張性頭痛と偏頭痛では、治し方や予防の仕方がそれぞれ違うので、自分がどちらのタイプなのかを知り、正しい対処をするようにしましょう。
病気が原因の二次性頭痛の場合は、突発的な激しい痛み、嘔吐の場合が多く、すぐに病院を受診するようにしましょう。
吐き気がする頭痛は一時性頭痛の場合がほとんどです。食生活や生活習慣の見直しで改善する場合もありますので、試してみて下さいね。

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