頭皮がかゆい!しつこいかゆみの原因と対策は?

あなたは「頭皮がかゆい!」と感じたとき、どんな対策をしていますか?
市場には多くのスカルプケア商品が溢れ、サロンではヘッドスパも人気ですが、実際に適したケアを十分に行えている人はごく少数。なぜなら、頭皮は自分の目で見ることができず、トラブルの状況や原因がはっきりわからないことが多いからです。とはいえ、正しい対策のためには原因を明らかにするのが1番!
そこで今回は、気になる頭皮のかゆみの原因とその対策についてお話します。

頭をかいている女性

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頭皮がかゆくなる4つの原因

頭皮がかゆくなる原因としては肌質や髪質、生活習慣、ホルモンバランスなどいろいろなものが考えられますが、ここでは代表的な4つの原因を紹介したいと思います。

原因その① 脂漏性皮膚炎

かゆみと同時に頭皮の赤みや脂っぽいフケが見られる場合、脂漏性皮膚炎の可能性が高いといえるでしょう。根本的な原因ははっきりしていませんが、脂漏性皮膚炎を起こしている部位ではマラセチア菌というカビの一種が増殖していることが多く、悪化の一要因であることがわかっています。
ただし、マラセチア菌は常在菌であり、数を減らすことはできても、完全に除菌・殺菌することは不可能です。

原因その② 乾燥

洗浄力強いシャンプーを使い続ける、あるいは頻繁にシャンプーをしすぎて、頭皮にとって必要な油分まで洗い落としてしまったパターンです。とくに、空気が乾燥する冬や紫外線が強い時期に悪化しやすく、わかりやすい症状としてカサカサのフケが出ることもあります。

原因その③ 接触性皮膚炎

外的な刺激に頭皮が炎症やかぶれをおこした状態です。一般的には、肌に合わない、または刺激が強すぎるシャンプーや、頻繁なカラー・パーマなどが考えられるでしょう。しかし、原因物質は人によってさまざまであり、もともとの肌質や体質も大きく影響します。
酷くなると赤みやかゆみだけではなく、湿疹ができたり、頭皮が腫れたり、水ぶくれのようなものができることも。

原因その④ ニキビ

皮脂分泌がさかんな頭皮はニキビができやすい部位でもあります。要因としては、シャンプーできちんと皮脂や汚れを落とせていないパターンと、油分を落としすぎて皮脂分泌が促進されて毛穴に皮脂が詰まったパターン、シャンプー成分が毛穴に詰まってしまったパターンの3つが考えられるでしょう。
とくに、皮脂分泌が多い前頭部や頭頂部、生え際は要注意です。

頭皮

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頭皮のかゆみ対策はこれ!

今回は頭皮のかゆみに効果的な4つの対策を紹介します。できそうなものからひとつずつ試すのもいいし、一度に複数試すのも効率的ですよ。

あらゆる原因の除去に!シャンプーの変更

洗浄力の強すぎない、頭皮に配慮したシャンプーを選ぶようにしましょう。頭皮との相性の良いシャンプーを正しく使用すれば、脂漏性皮膚炎、乾燥、接触性皮膚炎、ニキビの原因除去に効果的です。

■正しいシャンプーの手順■

  1. シャンプー前にブラッシングを行う
  2. 髪を濡らし、頭皮をマッサージしながら予洗いを行う。このとき、頭皮も髪もしっかり濡らすこと
  3. 適量のシャンプーを泡立てて頭皮に揉み込むようにつけていく
  4. 指の腹で頭皮をマッサージしながら洗い、髪には軽く泡をなじませる
  5. 泡をしっかりすすぎ落とす。生え際や襟足にシャンプーが残らないように注意
  6. べたつきが気になるときは、同じ手順で2度洗いする

シャンプー

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接触性皮膚炎と乾燥の改善に!ヘアケアの最小化

ヘアケアを最小限にすることで、接触性皮膚炎の原因物質を遠ざけることができます。シャンプーだけではなく、トリートメントや整髪剤など、原因となる可能性が考えられるものは一度使用をやめて様子を見ましょう。頭皮の状態を見ながら少しずつヘアケアを元に戻していく過程で、原因物質が明らかになる場合もあります。
しかし、最小化したヘアケアでとくに問題がないようであれば、無理にもとのヘアケアに戻す必要はありません。頭皮への刺激が少なくなることで、乾燥の改善にも効果的です。

ヘアケア用品

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脂漏性皮膚炎とニキビに!生活習慣の見直し

食生活やストレスが皮脂の過剰分泌を引き起こし、頭皮の肌荒れを起こしているパターンも考えられます。まずは食事を見直し、脂っぽいものや甘いものを少しセーブしましょう。加えて、睡眠をしっかり取ること。皮脂の分泌は起きている間に行われるため、睡眠時間が短いと、必然的に皮脂の分泌が増えてしまいます。睡眠はストレス緩和にも効果的なので、規則正しい睡眠リズムを身につけ、しっかり眠るようにしましょう。

市販薬の使用もあり

薬局やドラッグストアなどにはかゆみやフケを抑える市販薬もあります。上記3つの対策を実践してもなかなか改善しない場合は、常駐している薬剤師に相談のうえ、使用を検討してみてくださいね。

薬局

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日常のちょっとした工夫がスカルプケアに

かゆみを含む頭皮のトラブルケアには毎日のスカルプケアが有効です。何気ない日常の中でもちょっとだけ意識すればそれがケアにつながるので、ぜひ以下の4点を実践してみてくださいね。

紫外線ケア

紫外線は頭皮の乾燥や炎症を悪化させる要因です。かゆみの予防・改善のためには、肌だけではなく頭皮の紫外線ケアにも意識を払いましょう。
「日焼け止めを塗れない頭皮の紫外線ケア?」と疑問に思う人もいるかも知れませんが、難しく考える必要はありません。外出の際は帽子や日傘を使用するだけでOK。また、分け目を固定せず一定期間で変えるのも効果的ですよ。

マッサージ

体の末端にある頭皮はどうしても血行が悪くなりがち。そのためトラブルが起こりやすく、また治りにくいのです。そんな頭皮の血行を促進するには、シャンプーのときに頭皮を優しくもんだり、指先でポンポンと刺激してあげるのが効果的。
具体的なマッサージ方法は、「体の不調に効果的! 正しい頭皮マッサージの方法と7つのツボをご紹介します☆」を参考にしてくださいね。

ヘッドマッサージ

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丁寧なドライヤー

高温に設定したドライヤーを勢いよくあてるのは、頭皮の乾燥を促すのでNG。高温の風をあてるときは頭皮から20cmくらい離し、同じ部分ばかりに風があたらないよう注意しながら乾かしましょう。しっかり乾かさないと雑菌が増殖してあらたなトラブルを引き起こすので、時間がかかっても丁寧に乾かすことを意識してください。

ドライヤーで髪を乾かしている女性

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避けるべき3つの行為

また、以下の4つの行為を避けることも、スカルプケアとして有効です。

朝のシャンプー

寝癖直しや気分をスッキリさせるための朝のシャンプーは、たまにならいいものの、毎日はNG。夜にシャンプーをきちんとした上での朝のシャンプーは乾燥を促す原因です。
では、夜にシャンプーせず朝だけのシャンプーならOKかと問われると、それもNG。皮膚は夜眠っている間に修復・再生され、そのとき頭皮が汚れたままだと肌トラブルのもとになってしまうのです。
というわけで、シャンプーは必ず夜眠る前にすること。どうしても朝にする場合、急いでいてもすすぎと乾かすのは丁寧にするよう注意しましょう。

喫煙習慣

喫煙は血行を阻害する原因であり、頭皮だけではなく肌への影響も大きいもの。トラブルの予防、改善のためにも、喫煙は避けるようにしましょう。
どうしても禁煙できない場合は、せめてトラブルが改善するまではなるべく本数を減らすように努力してください。

過剰なブラッシング

優しく適度なブラッシングは頭皮のマッサージ効果を得られます。しかし、力を入れすぎると頭皮を引っ張ってしまったり傷つけてしまうことがあるので要注意。
また、やり過ぎると髪にダメージを与えて抜け毛や枝毛の原因になるので、頻繁なブラッシングは控えましょう。

しつこいかゆみ対策なら専門家へ!

どうしても改善しない場合、あるいはなるべく早く解決したい場合は、専門家に頼るのが1番だといえるでしょう。今回は異なる2つの専門家によるケアに注目してみます。

皮膚のトラブルには皮膚科が1番

症状が酷い場合は皮膚科を受診するのがベストです。頭皮のトラブルの中には、セルフケアや市販薬では症状を抑えるだけで根本的治療に繋がらない場合もあります。たとえば、マラセチア菌による脂漏性皮膚炎もそのひとつ。脂漏性皮膚炎用のシャンプーなども販売されてはいますが、処方薬でマラセチア菌を抑える治療がもっとも確実だといわれています。
強いかゆみや過剰なフケ、頭皮湿疹が続く場合は、なるべくはやめに病院へ行きましょう。

美髪を求めるなら美容院などのサロン

今あるトラブルの直接的な治療には繋がりませんが、定期的にサロンでヘッドスパやスカルプケアの施術を受けるのも、トラブルの予防と改善に効果的でしょう。専門家の目線で適したケアを選択してくれるし、ケアのアドバイスをもらうこともできます。加えてリラックスもできるし美髪を目指せるので、サロンでの施術は定期的に受けたいですね。

ただし、頭皮のトラブルの状態によっては施術ができない場合もあるので、先に皮膚科で治療を受けた方が良いでしょう。

普段からケアして頭皮を健やかに

健やかな頭皮は美しい髪を育て、あなたの印象を健康的なものにしてくれます。皮膚科の受診やサロンでのヘッドスパも有効ですが、毎日のちょっとした工夫や簡単なケアも大事。無理のないケアから実践・継続し、トラブルのない健康的な頭皮を目指しましょう!