【マッサージ師監修】鍼灸で健康的な身体を!知らなきゃ損する4つの効果とは?

身体をメンテナンスする方法は色々とありますが、疲れがたまってくるとマッサージ・エステ・整体・整骨などの治療法にすがって癒やされたくなりますよね♪

そんなさまざまな治療法の中でも、特に効果が期待できるとされている方法の一つに「鍼灸」があります。鍼灸には非常にたくさんの健康効果があると言われ、古くから親しまれてきた伝統的な治療法として国内外問わず多くの人々から支持されています。
そこで今回は鍼灸で得られる4つの効果についてご紹介いたします。
鍼灸の歴史や注意したい副作用についてもお伝えしていきますので、ぜひ日々の疲れや慢性的な症状にお悩みの方は参考にしてみてください。

鍼灸とは?|歴史と種類

そもそも鍼灸とはどのようなものなのでしょう?
鍼灸とは、鍼とお灸を使って行う治療法のことを言います。
人体のあらゆる部分に多数存在する”ツボ”を刺激することで、本来人間が備えている治癒力を高める効果を得ることができます。
まずは、そんな鍼灸の歴史・種類についてご説明したいと思います。

鍼灸の歴史

鍼灸は、2000年以上も前の古代中国で誕生した伝統的な療法です。日本には6世紀ごろに伝わったとされており、平安時代〜江戸時代ににかけて日本独自の治療法として進化を遂げてきました。鍼灸は戦国武将たちの間でも大変重宝され、戦の前にお灸をすえていたという文献が残されているほか、かの有名な「徒然草」や「奥の細道」でも、その魅力が紹介されている程です。
近年では、生活習慣病の増加・高齢化などの影響によって更に鍼灸に注目が集まり、WHO(世界保険機関)や世界中の医療関係者によってその効果・効能が認められています。

鍼灸の種類

鍼灸は読んで字のごとく、「鍼治療」と、「灸治療」の2つから成ります。それぞれの特徴をまとめていますので、確認していきましょう。

鍼治療|その方法とは?

https://www.shutterstock.com/

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鍼治療とは、治療用の鍼をツボや患部に刺す治療法のことを言います。一般的に0.2ミリ程度の細くて弾力のある鍼を使用し、身体機能を回復させる効果があります。主に鍼治療では「菅鍼法」と呼ばれる、金属や合成樹脂でできた筒を使用し鍼を刺していくという方法が用いられています。
一般的な鍼の太さは0.2ミリ程度ですが、症状や治療箇所によっては0.12ミリ〜0.44ミリ程度の鍼を使用する場合もあります。
また、鍼の刺し方にも大きく分けて3種類あり、鍼を上下左右に動かしてすぐに抜く方法(単刺)、鍼を刺したまま10分〜15分程度そのままの状態で放置する方法(置鍼)、刺した鍼に低周波の電流を流す方法(パルス鍼)などの治療法があります。
どちらの治療法も自律神経や免疫に働きかけるため、自己免疫力の向上やつらい痛みを抑える効果があります。

灸治療|その方法とは?

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灸治療とは、もぐさと呼ばれるヨモギの葉を原料に生成された綿状のものを使って行う治療法のことを言います。ヨモギは、古くから日本人に親しまれ続けてる植物のひとつで、ヨモギ餅やヨモギ風呂などが有名ではないでしょうか。
お灸に使われているヨモギには患部を癒す効果はもちろん、利尿作用・止血効果・解熱作用などに有効な成分が非常に多く含まれています。
灸治療の一般的な治療法は、モグサを皮膚の上に乗せ、燃やし、その温度による刺激を身体に与えることで患部の治癒や免疫機能の向上、リラックス効果など、さまざまな効果を得ることができます。

どんな症状に鍼灸は効果的なの?得られる4つの効果

鍼治療・灸治療についてわかったところで、一体どのような効果が得られるのか?ということについてご紹介していきたいと思います。
ここでは、主に得られる効果として4つご紹介しています。ぜひ、体調不良でお悩みの方は参考にしてみてください。

得られる効果その1|神経科系

神経科系の症状でお悩みの方に鍼灸は非常におすすめです。
鍼灸は、

  • 頭痛
  • 神経痛
  • 自律神経失調症
  • めまい
  • 不眠

などの症状に非常に効果的だと言われ、鍼灸で得られる刺激によって自律神経を整え、免疫力をアップさせる効果があります。
特に郄門(げきもん)や内閣(ないかん)と呼ばれる腕にあるツボを刺激することで、疲労などによって低下した機能を高める効果を得ることができます。

頭痛の女性

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得られる効果その2|整形外科系

鍼灸は整形外科系の症状でお悩みの方にも非常に効果的です。
主な症状に、

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 関節炎
  • リウマチ
  • 腱鞘炎

などの、放っておくと慢性化しやすい症状に非常に効果的。鍼灸では痛めた患部を癒す効果がある他、筋肉を緊張から解放する効果があるとされ、凝り固まった肩や腰の筋肉をほぐすにはもってこいの治療法です。
また鍼灸は、慢性的な肩こりが密接に関係していると言われている「眼精疲労」にも非常に効果を発揮します。目の周辺にある太陽(たいよう)や、晴明(せいめい)、陽白(ようはく)などのツボを刺激することで、疲れた目の筋肉をほぐす効果を得ることができます。
肩こり、眼精疲労でお悩みの方は、ぜひ一度鍼灸をお試しください。

肩こり

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得られる効果その3|消化器科系

一般的にはあまり知られていませんが、鍼灸では胃や腸などの消化器科系の症状にも効果があるとされています。
その症状に、

  • 胃潰瘍
  • 下痢
  • 便秘
  • 消化不良

など、目に見えない身体の中で起こるトラブルに一役買って出るのが鍼灸なのです。
血流が悪くなることで下痢や消化不良を起こしやすくなるため、鍼灸でツボを刺激することで体内の血の巡りを改善、消化器科系の様々な症状に効果が出るというわけです。

得られる効果その4|婦人科系

鍼灸は、女性特有のお悩みにも効果を発揮します。
その症状とは

  • 生理痛
  • 不妊
  • 生理不順
  • 乳腺炎

などが挙げられます。特に不妊や生理不順でお悩みの女性には大変おすすめで、原因とされている自律神経の乱れや冷え性、血流の改善などに効果的だと言われています。
また、鍼灸には骨盤の周りの筋肉をほぐし、正しい姿勢を取り戻すといった効果も見られ、女性らしい丸みを帯びた体型を維持することもできるのです。
でお悩みの方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

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鍼灸人体模型

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副作用は?

ここまで鍼灸で得られる効果についてご紹介してきました。
次に鍼灸治療による副作用についてご紹介します。鍼灸治療を受けられる前には、必ずチェックするようにしましょう。

副作用|鍼治療編

鍼治療では、基本的には副作用はないと考えて良いでしょう。
顔への鍼は毛細血管が多数で内出血する場合がよくありますが、他の部位で内出血が起こることはほぼありません。

副作用|灸治療編

灸治療も、鍼治療と同様副作用はないと考えられています。
鍼と灸は血行がよくなってのぼせたりすることはあります。なので、血行がいいところに血行がいいを重ねるとフラッとすることがあるかもしれません。
鍼灸の治療に飲酒や風呂を掛け合わせるのは控えるようにしましょう。

また、灸治療と言えば、気になるのが「やけど跡が残るのか?」ということ。
昔は火傷させて化膿させるという治療方法もありましたが、今はほとんど行われていない方法です。
最近ではもぐさと皮膚の間に灸点紙と呼ばれる専用のシートを挟み、跡を残さないように治療するのが主流。基本的にやけど跡が残ることはない考えて良いでしょう。

しかし、抱えている症状の具合や選ばれる鍼灸院によっては、足の裏の踵に半米粒(米粒の半分くらいの大きさのお灸)をヤキキリすることがあります。
この場合、黒く跡が残ってしまいます。もちろん治療の前には鍼灸師から確認がありますので、別の治療法を選択することもできますよ。ご安心くださいね。

どれぐらい通えば効果を得られるの?

通院回数に関しましては、正直これといった答えがあるわけではありません。ご自身で抱えられている症状の程度によって治療回数はさまざまです。

一般的にぎっくり腰や運動による急性疾患の場合、数回の治療で治る場合が多く、まずは週に1回〜2回程度の通院で様子を見ると良いでしょう。
しかし、症状が慢性化している場合はできるだけ頻繁に治療を受ける必要があります。
肩こりなどの症状がかなり深刻な場合は毎日治療する必要がある人もいますし、もし症状が軽度であれば週に1回〜2回、具合によっては隔週に1回という人もいます。

症状や程度によって治療回数は人ぞれぞれですので、鍼灸院に問い合わせるなどして、事前に確認するようにしましょう。

悩んでいる女性

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鍼灸で健康を手に入れよう!

鍼灸の魅力は伝わりましたでしょうか?
今回はこの記事では、

  • 鍼灸とは?|歴史と種類
  • どんな症状に鍼灸は効果的なの?得られる4つの効果
  • 副作用は?
  • どれぐらい通えば効果を得られるの?

の4つのカテゴリーに分けて鍼灸の魅力をご紹介いたしました。
鍼灸の歴史は非常に長く、現代でも多くの人たちの健康を支え続けています。

急性疾患はすぐ治るものが多いですが、慢性化してしまった症状は治すのも一苦労。
慢性的な症状の場合、治療期間はその症状になった経過の倍の日数かかるとも言われています。
もしご自身が慢性的な痛みや症状に悩まされているのであれば、ぜひ一度鍼灸院に相談してみることをおすすめします。
また治療を受けられる際は鍼灸院としっかり相談して、自分に合った方法や回数で治療するようにしましょう。

この記事を参考に、快適な生活を送っていただければと思います。

監修者写真〈この記事を監修しているのは〉
松村鍼灸治療院/松村 和輝 院長先生
◎経歴
東海医療学園専門学校(1997卒業)/松村鍼灸治療院。(1999.9開院 院長)/中野区鍼灸按マッサージ師会(2008.4 会長)/株式会社ナチュラルナイン(2009.9設立 代表取締役)/東京都はりきゅうあん摩マッサージ指圧師会(2017.4 副会長)
http://shinkyumassage.com/