乾燥肌のケアは正しい化粧水選びから!大事な3つのポイントとは?

「乾燥肌の原因はなんだと思いますか?」
そう聞かれると、多くの人が「肌の水分不足!」と答えるでしょう。
でも、それは間違い!
お肌の潤いは水分と油分の絶妙なバランスによって保たれており、多くの場合、乾燥肌は油分不足によって引き起こされるのです!

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お肌の潤いを保つ要となるのは、細胞間脂質のセラミドです。
細胞間脂質とは、読んで字のごとく表皮にある角質細胞と角質細胞の間にある脂質のこと。
よく角質細胞はレンガ、細胞間脂質はセメントに例えられます。
セメントによってレンガ同士が強固にくっつき、頑丈な壁ができるイメージですね。

セラミドは角質細胞の間で水分を挟み込んで保持するため、セラミドが減少するとお肌はその水分を保つことができません。
体内の水分はそうそうすぐに枯れはしませんが、セラミドは加齢や誤ったスキンケア、ホルモンバランスや生活習慣の乱れによっても簡単に減少してしまいます。
そしてその結果として、肌の乾燥が引き起こされてしまうのです。

乾燥は上記のいくつかの要因が絡み合って引き起こされる場合もありますが、そのうちのひとつでも改善することができれば、乾燥肌解決の糸口になるでしょう。
その手段のひとつとして忘れてはいけないのが、化粧水の選び方と使い方なのです

乾燥肌ケアのための化粧水を選ぶ3つのポイント

スキンケアの基本である化粧水。
その選び方の基準にはいろいろありますが、今回は乾燥肌に悩む方向けにポイントを3つに絞って紹介します。

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化粧水選びのポイントその1| アルコール不使用のものを選ぶ!

アルコール(エタノール)には清涼感があり、アルコール配合の化粧水を使用するときゅっと肌が引きしまったように感じられます。
そのため、毛穴引き締め効果をうたう化粧水や夏向けのスキンケア商品によく配合されていますね。

しかし、アルコールは肌の水分と熱を奪うことで肌の引き締め感を演出しているだけであり、実際に毛穴を引き締めてくれるわけではありません。
むしろ肌にとって刺激や乾燥をもたらしてしまうため、乾燥肌さんはエタノール不使用の化粧水を選ぶようにしましょう!

化粧水選びのポイントその2| 水溶性保湿成分を配合したものを選ぶ!

化粧水はその成分の大半が水なので、配合される成分は水に溶けやすい水溶性のものが中心となります。
しかし、市場にはセラミドなどの油溶性保湿成分を配合した化粧水もありますね。

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なぜなら、「セラミド配合」と記載するだけで保湿力が高く見えるから!

しかし実際のところ、セラミドは化粧水に配合したとしてもほんの少ししか溶けません。
つまり、化粧水に高い保湿力を求めるのであれば、水溶性保湿成分がたくさん配合されているものを選ぶ方が賢いのです!

化粧水によく配合される水溶性保湿成分の例としてはグリセリンやBGが挙げられますが、一番のおすすめはヒアルロン酸とコラーゲン(水溶性コラーゲン、あるいは加水分解コラーゲンと記載されます)です。
ヒアルロン酸は水によく溶け、化粧水に混ぜた場合はややとろみのあるテクスチャになり、使用感が良くなります。
コラーゲンはサラッとしていますが、肌に皮膜をつくって乾燥から守る作用があるため、乾燥肌さんにピッタリです。
また、美容効果の高い水溶性成分としては美肌・美白効果のあるビタミンC誘導体も人気ですが、こちらは高い効果の代わりに乾燥を促すことがあるため、乾燥肌の人は避けるべき成分といえますね。

というわけで、化粧水を選ぶ際はパッケージの裏面などの全成分表示を確認し、ヒアルロン酸とコラーゲンを探してみましょう!

化粧水選びのポイントその3| パッチテストをして肌に合うものを選ぶ!

化粧水に限ったことではありませんが、本格的に使用する前にパッチテストを行うか、サンプルで使用感をチェックすることをおすすめします。
購入店によっては、お願いすればカウンターでパッチテストをしてくれることもありますよ。

自分でパッチテストを行う場合は、二の腕や太ももなど皮膚の薄い部分に化粧水を少量つけ、24時間以内の肌の様子をチェックしましょう。
とくに問題なければ使用してOK。
赤みやかゆみなどが出た場合はその時点でパッチテストを中止し、本格的な使用は諦めましょう。

ただし、人の肌は季節や体調によっても変化します。
気になる場合は日にちを空けてもう一度パッチテストをしてもいいかもしれませんね。
また、使い慣れたアイテムでも数ヶ月に1度パッチテストを実施することで、より安心して使い続けることができるでしょう。

化粧水の正しい使い方とは?

世間一般におすすめされている化粧水の使用方法の中には、乾燥肌の人にとっては不適切であるものもあるって知っていましたか?
毎日使うものだからこそ、正しい使い方を改めて確認しましょう!

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正しい使い方その1| パッティングはNG!

よく「お肌にしっかり浸透させるためにパッティングを行いましょう!」なんて言いますが、これは間違い。
そもそも油性よりのお肌の場合は、水性の化粧水はそれほど浸透しません。
100回パッティングしたところでその浸透率は上がらないし、たとえ浸透したとしても、それは表皮の一番上にある角質層のほんの一部のみです。

パッティングによって肌に刺激をあたえると赤み(炎症)を起こすこともあるし、その赤みが炎症性色素沈着というシミになることもあります。
また、肌細胞が傷ついて無用な肌トラブルを招いてしまうことも。
乾燥肌はただでさえ肌バリアが衰えている状態なので、肌への刺激には十分注意しましょう。

正しい使い方その2| コットンは使わなくて良い!

化粧水をコットンでつけている人は多いかも知れませんが、これもNG。
なぜなら、コットンの目に見えないほど小さな毛羽立ちも、コットンを肌にこすりつける行為も、どちらも肌に刺激を与えるからです。

そもそも「手のひらの方が顔より吸収が良いからコットンを使わなければならない」という考え方が間違っています。
顔だろうと手のひらだろうと、人間の皮膚はそれほど瞬時に何かを吸収できるようにはできていません。
手のひらを使って化粧水をつけたからといって、化粧水の成分が手のひらに優先的に吸収されるなんていうことはないのです。

正しくは、手のひらに化粧水を広げたら、手全体を使ってお肌を押さえ、優しく包み込むようにつけること。
こうすることで、刺激は最小限のままお肌にしっかり化粧水をつけることができるでしょう。

正しい使い方その3| お肌の触診だと思って

化粧水をつける際、手のひらを使って優しく肌に触れれば、そのときの肌の調子を確認することができます。
毎日行えば肌のちょっとした変化にも気付きやすく、必要であれば適宜ケアを調整することも可能でしょう。

触ってみて「乾燥もべたつきもなく良い感じ」と思えるなら、今のケアと肌がぴったり合っている証拠です。
「なんだか今日は乾燥が悪化している」と感じた場合は、シートパックやオイルを追加するといいですね。
「肌がいつもよりべたついているかも」と感じた場合は、保湿成分少なめの化粧水を使ったり、乳液の量を減らしましょう
「少し肌がごわついているかも」と感じたときは、入念な保湿に加えてピーリングをするのもおすすめですよ。

肌の調子は日々変化するため、毎日肌にじっくり触れて状態をチェックするのは大事なことです。
化粧水をつける行為はお肌の触診だと思って、毎日欠かさず、丁寧に行ってくださいね。

実際、乾燥肌は化粧水でケアできる?

化粧水はスキンケアの基本であり、その基本さえしっかり行えば乾燥肌をケアできると思っていませんか?

<img src="5.jpg" alt="化粧水でお肌がきれいになった">

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実は、化粧水は乾燥肌の直接的なケアにはなりません。
なぜなら、既に説明済みの通り、乾燥肌はセラミドの不足によって引き起こされ、どんなに化粧水=水分をつけても、セラミドが無い状態ではそれを保持することができないからです。
加えて、肌の水分は体の内側から染み出てくるものであり、本来、外側から補給できるものではないのです。
化粧水そのものの肌のへの浸透もそれほど良くないため、化粧水をつける行為は「肌の保湿」というより「肌を濡らしている」と言った方が良いかもしれません。
本格的に乾燥肌をケアしたいのであれば、化粧水よりも乳液や美容液でのケアに力を入れるのがベターです。

とはいえ、化粧水が乾燥肌のケアにまったく役立たないというわけではありません。
洗顔から乳液をつけるまでの間に肌が乾燥するのを防いでくれますし、肌の内部までは届かないとはいえ、表面の保湿はしっかりと行ってくれます。
ただし、それも化粧水を正しく選び、正しく使用した場合の話です。
それらを間違えると乾燥を促進してしまうため、結果論として、化粧水の正しい選び方と使い方が重要になるのです。

化粧水は心の乾燥ケアに◎

化粧水は乾燥肌ケアの根本的解決にはなりません。
しかし、正しく選び、正しく使えば乾燥の悪化を防ぐことができます。
また、化粧水をじっくり肌につける時間は、肌と向き合う大事な時間であり、癒しの時間ともいえるでしょう。
心が癒されると脳から幸せホルモンが分泌されて、美肌にも効果があるといわれています。

「化粧水は肌じゃなくて心につけるもの」という気持ちを持てば、毎日のスキンケアも確実に実を結びます。
化粧水はリラックスしながら、そして楽しみながらつけるようにしてくださいね。
そうすることで、乾燥肌のケアもきっと効果を増すでしょう!