カッピングを行うことで血行を改善できる効果がある

身体の不調にも様々な要素が絡んでいますが、その一つに血流があります。
血流が悪いことで身体に悪影響を及ぼすことがあり、例えば動脈硬化といった循環器系のトラブルや、または老廃物が排出されにくくなってしまうことから、疲れやすい体質や痩せにくい身体などの悩みに繋がってしまいます。
こうした血液の流れが悪い状態を改善しようとするには生活習慣を改める必要がありますが、効果的な対処法としてカッピングと呼ばれるリラクゼーションがあるのをご存知でしょうか。
カッピングは別名吸い玉療法とも呼ばれており、その名前が示すとおりにまるでカップのような器具の内部の空気を抜き、肌に吸着させることでその部分に血液を集めて血行を促すという施術が行われます。

古いカッピングでは空気を抜く折にアルコールを燃やすという手法が取られていましたが、現在ではポンプやモーターといった機械が使用されています。
そのために、抜く空気の量を自在に調整することができますので、吸い過ぎて痛いといったことや、吸う力が弱くすぐに外れてしまうといったトラブルがなく、どなたにでも安全にカッピングの施術を受けることができるようになっています。
また燃やすことがなくなったことから、毛髪の生えた頭部近辺にも使用することが可能となり、より幅広い箇所へと施術を行うことが可能です。

カッピングを行うことによって、その箇所には跡が残ってしまいます。
肌を露出する機会の多い夏場となると、この跡が気になることもあるかと思いますが、カッピングではこの跡の色によって身体の健康状態を判別することができるようになっています。
身体に特に不調がなく健康である場合には、カッピングを受けた跡は濃いピンク色かもしくは赤みが差す程度に留まりますが、血行が悪く身体になんらかのトラブルを抱えていると、カッピングの跡は黒みを帯びた紫色となってしまいます。
また血行が悪い状態であればあるほど、その跡も長期的に残りやすくあり、最長では数週間跡が消えない場合もあるとされています。

カッピングによって血行を促進することで、血中に含まれる老廃物などを洗い流し血液を綺麗にすることができます。
そのために身体の代謝機能が促進され、身体のあらゆる部分においてその機能が強化されることに繋がります。
ですのでアンチエインジング効果やダイエットにも有効となっていますので、エステサロンなどでもカッピングを行っているところが少なくないようです。

東洋医学においては、身体に悪い血が流れている状態を瘀血と呼んでいます。
これは前述の通りに、血液中に老廃物や二酸化炭素が多量に含まれている状態となっており、ドロドロとしていることから血流を阻害させている要因です。
瘀血は万病の元と言われていますので、この瘀血をカッピングによって解消するというのが本来の目的となっています。
カッピングの跡が紫色になってしまうのは、この瘀血が発生している箇所なのです。

またカッピングはただ肌に吸い付けるだけというわけではなく、経穴と呼ばれる、いわゆるツボの場所を選んで行われることになります。
ツボと言えばその他のリラクゼーションでもお馴染みであることから、その効果は皆さんご存知のことかと思いますが、カッピングは一般的なリラクゼーションのように、外から内へと圧力をかけるという手法ではなく、内から外へと圧力をかける唯一の手法ですので、その爽快感もまた独特なものがあるようです。
最近のカッピングでは、跡が残らないスライドカッピング法と呼ばれる手法を取り入れているところもあるそうですので、跡が気になってカッピングを受けようか迷っている方は、このスライドカッピング法を試してみるとよいでしょう。