本格的なカッピングを自宅で手軽に試すことができます

リラクゼーションと言えば多くの方はマッサージを連想するかと思いますが、ちょっと変わった一つとしてカッピングと呼ばれるものがあるのをご存知でしょうか。
これはまたの名を吸い玉療法とも呼び、比較的昔から日本でも存在していた民間療法の一つで、カップ状の器具を肌に吸い付けるという内容のリラクゼーションとなっています。
従来のカッピングではガラスでできたカップ状の器具の中でアルコールを燃やし中の空気を抜いていましたが、現在のカッピングでは火を使わずに肌吸着させることができるようです。
更にはインターネット上の通信販売サイトなどにて、このカッピングを自宅で手軽に試せるキットといったものも販売されていますので、誰にでもカッピングを行えるようになりました。
こうした個人用のカッピングキットでも火を使うことはなく、手動式のポンプが同梱されており、こちらを使用することでカップ内の空気を抜くことになります。

マッサージ店などにてカッピングを行った場合は数千円ほどの費用がかかりますが、カッピングキットを購入する場合ではおよそ二万円弱ほどで販売されています。
一見高いように見えるものの、何度でも使用することができるために店舗に通い続けるよりは安価に済ませることができるでしょう。

カッピングの主な目的としては血流を促進させることです。
血液には身体の細胞へと酸素、そして栄養素を運ぶ重要な役割を担っていますので、血流が悪化すると身体の各細胞が必要とする成分を補給することができないということになることから、その悪影響が様々な形で不調として表れます。
ですのでカッピングによって血流を改善することができれば代謝機能を促進するとともに、血流の悪化が原因となっている不調へと対処することが可能というわけです。

カッピングしている箇所は、肌が盛り上がり赤みが差した状態となっています。
これはいわゆる鬱血と呼ばれる状態で、カッピングによって内から外へと加えられた圧力によって血管が収縮し血流が滞っているために起こっています。
その後に器具を外すことで再び血管は元の太さへと拡張することになりますが、意図的に滞らせていた血液はその分強い力で流れていくことになります。
カッピングはこの作用によって血流を促進させているという仕組みです。
内から外へという点がカッピングの特徴となっており、一般的なリラクゼーションでは外から内へと圧力を加えるために、その真逆の性質を持っているというわけです。
またカッピングを行っているマッサージ店によっては、針を用いてカッピングした箇所の悪い血を抜く施術を行うこともあります。

平常にて血流が悪いと、その血液中には老廃物やコレステロールが溜まっており、ドロドロとしているために流れにくくなっています。
この状態をカッピングによって改善することで、コレステロールが原因となる動脈硬化を予防することができたり、乳酸といった老廃物も改善された血流に流されていくことになりますので、肩こりや腰痛にも効果があります。
その他にも血行が悪いことによって起こる冷え性や、代謝機能が促進されるということからダイエットにも有効だと言われています。

また他のリラクゼーションとは違い、比較的安全なのもカッピングの特徴です。
施術そのものは数秒から数分かけて肌に器具を取り付け後は待つだけとなっていますので、短時間で施術が終わるのもメリットの一つでしょう。
副作用らしい副作用といえばカッピングの跡が残ってしまうのが唯一のデメリットと言えますが、このカッピングの跡にも意味があり、カッピング跡の肌の状態によって現在の健康の度合いがわかるそうです。
具体的には、カッピング跡の肌の色が濃い紫であればあるほど血液の状態も悪く、なんらかの不調が伴っている場合が多いとされています。
カッピング跡は長ければ数週間残ることもあるそうですので、背中を人前で露出することがあり気になってしまうという方は避けたほうがよいかもしれません。