カッピングでできた跡から身体の健康状態が分かる

リラクゼーションの一種として、吸い玉と呼ばれるものをご存知でしょうか。
吸い玉は別名カッピングとも呼ばれており、名前の通りにカップ状の器具を皮膚へと吸い付けるという内容となっています。
このカップ上の器具をどのようにして吸い付けるのかというと、従来ではガラスでできたカップ状の器具の中にアルコールを塗り、一旦発火させることで内部の空気を抜くという手法が取られていましたが、最近のカッピングでは機械などによって吸い付けるところも増えてきています。

そもそも、そんな器具を皮膚に吸い付けたとしてリラクゼーション効果をはたして得ることができるのか、と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし意外なことにカッピングの施術を受けたという多くの方が、施術の直後はスッキリとした感覚が残ったという意見も多く耳にできます。

その吸着効果は割りと強めとなっており、カッピングを受けた箇所には器具の丸い跡が残ってしまいます。
これは皮膚が鬱血したためとなっており、この鬱血した色の状態によって身体の不調がわかるとも言われています。
例えば、血液がドロドロとした状態でその流れが悪かったり、または肩こりや腰痛といった症状を持っていたりすると、カッピングの跡にはくっきりと色が残ってしまいます。
逆にこうした不調が特になく身体が健康な状態であれば、カッピングの跡はやや皮膚に赤みを差す程度となるようです。
初回にカッピングを受けた折に色が悪くとも、カッピングを継続していくことで徐々に色が薄くなっていくと同時に不調も解消できるとされています。

そもそもカッピングの目的としては血流を促進させるというもので、なんらかの不調がありカッピングの色がくっきりと残ってしまう場合は、瘀血と呼ばれる悪い血が溜まった状態だと言われています。
この瘀血とは東洋医学において不調の元とも言われている状態で、カッピングによって不調の原因となっている瘀血を解消することができるというわけです。
カッピングによって残ってしまった跡は、個人差はあるものの最短で三日、最長でも二週間ほど残ることがあるそうです。

カッピングの跡はおおまかに分けると三種類の段階となっています。
まず健康状態で残ってしまう跡は、前述の通りに赤みが差すほどか、もしくは綺麗なピンク色となることが多いようです。
より不調な状態であればこの色が濃くなる傾向となり、次の段階では黒みを感じる赤、そしてさらに不調であればドス黒い紫色となってしまいます。

カッピングは主に背中全体に複数箇所行われますが、個々の箇所においてはカッピングの跡の色に違いがでることもあるようです。
もちろん色が悪くなってしまった箇所ほど血液の流れも悪いとされ、その場所の内臓機能が低下していることが考えられます。
また色が悪い箇所であればあるほど長期間において跡が残りやすくあります。

カッピングによって吸い上げられた箇所は血管が収縮し、鬱血した状態となります。
その後に器具を取り外し開放することで血管が再び拡張し、いわゆるポンプのような効果から血流を促進させることができるという仕組みになっています。
血流が良くなることによって、肩こりや腰痛を解消することができ、また代謝機能を促進させる効果も期待することができますし、その分身体の持つ本来の自然治癒力を取り戻すことが可能となります。
他のリラクゼーションとは違い、身体の外から内へと圧力をかける方法とは逆に、内から外へと圧力をかけることができるという点もカッピング独特のユニークな特徴だと言えます。
最近ではエステサロンや、またはマッサージ店や整体院などでもこのカッピングを採り入れているところが少なくありませんので、是非一度カッピングを体験してみてはいかがでしょうか。