足首の捻挫とは!?適切な処置方法とテーピングの仕方

スポーツをしている時、転んでしまった時など、足首はダメージを受けやすい部分です。
その時、痛みがあればまず思うのが捻挫ではないでしょうか?では、捻挫はよく聞きくケガですが、実際はどのような症状なのかご存じですか?
足首の捻挫の適切な処置の方法、テーピングの仕方をご紹介!

足首の捻挫とはどんなけが?

捻挫はスポーツ選手でも良く聞きますし、小さな子供でも高齢者でもなることがあります。足首で捻挫が起きた時に何が起こっているのでしょうか?

捻挫とはどのような状態?

捻挫は関節部分にある、靭帯や腱、軟骨などが傷ついている状態。
足首の捻挫で一番多く見られるのが、足首の外側の前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)の損傷と言われています。

捻挫の多くの原因とは

足首の捻挫の多くは、内側にひねることで起こっています。それは、関節の構造が外側よりも内側に良く動くようになっているから。

<img src="sprain.jpg" alt="足首を捻っている男性">

引用https://www.shutterstock.com

足のひねり方によって力が強く加われば、足首の外側の別の靭帯である踵腓靭帯(しょうひじんたい)をさらに損傷し、靭帯の周りの筋肉や腱が傷つくということもあるでしょう。又、足首の外側だけでなく、内側の靭帯や足の甲の靭帯も損傷してしまったり、剥離骨折に繋がる可能性もあるので、たかが捻挫と侮らないようにしましょう。

捻挫の場合はこのような症状が見られる

外くるぶしの前やその下に痛みや腫れが出ることが多くなります。その他にも、皮下出血によって皮膚が変色したり、痛みによって歩行困難になったりします。
捻挫の程度は3段階に分けられています。

1度捻挫

靭帯が伸びる程度。痛みも腫れ少なくなります。

2度捻挫

靭帯の一部が断裂しています。痛みや腫れが出てきます。

3度捻挫

靭帯が完全に断裂している状態です。関節も不安定になります。

<img src="sprain.jpg" alt="sprain-grades">

引用http://iwalk-free.com/injury-resource-center/sprained-ankle/

参照元URL
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprain_of_ankle.html

足首が捻挫!適切な処置方法をご紹介

足首をひねってしまい、捻挫をしてしまった時には、どのような処置をとるのが良いのでしょうか?いざという時のために、知っておきましょう。

捻挫の処置方法 1 RICE処置

捻挫をした時の応急処置を「RICE処置」と言い、損傷した部分のダメージを最小限に抑えるための方法です。

RICE処理とは:Rest,Ice,Compression,Elevationのそれぞれ頭文字を取ったものです。

R…Rest(安静)

傷めた部分を動かさないように固定するようにします。動かしてしまうと、損傷部分の修復を遅らせてしまいます。血管や神経の損傷を防ぐために、テーピングなどで固定することもあります。

I…Ice(アイシング)

冷やすことで、血管が収縮されて細胞壊死や腫れを抑えることができます。また鎮痛効果があるため、苦痛を和らげることができます。
保冷剤や氷を入れた袋などで患部を冷やしましょう。長時間冷やしすぎると凍傷になる場合もあるので、タオルや布で包みましょう。15分くらい冷やしたら患部の様子を見るようにします。

C…Compression(圧迫)

内出血や腫れを防ぐために、適度な圧でテーピングや弾性包帯で固定します。

E…Elevation(挙上)

腫れを防ぐために、患部を心臓よりも高くするようにします。クッションやタオルなどで足を高く上げましょう。

捻挫の処置方法 2 温める

捻挫をした直後は冷やすことが大切ですが、腫れや痛みが引いて炎症が治まってきたら、筋肉をほぐすような処置が必要になります。
大体4~7日目くらいから行います。温感湿布や足浴で患部を温めます。ゆっくり入浴するのも良いでしょう。
温めることで血管が広がり、内出血や腫れが治りやすくなりますし、痛みもほぐれてきます。

捻挫の処置方法 3 薬を使う

捻挫の痛みがある時には、痛みを抑える薬を使うこともあります。薬には外用薬と内服薬とがあります。
外用薬には、患部に貼る湿布やテープ剤、スプレー剤、クリームなどがあります。鎮痛炎症成分である「フェルビナク」「インドメタシン」、冷感成分である「メントール」などが配合されています。
「ロキソニン」のような内服の鎮痛剤も痛みが強い場合には良いでしょう。自分の使いやすさや症状に合わせて選ぶようにしましょう。

捻挫の処置方法 4 病院に行く

痛みや腫れがそこまでひどくなく我慢できる程度であれば、応急処置を自分でして様子を見るということもできます。
痛みや腫れがひどくて歩けない、自分でのケアで1~2週間しても痛みがあり関節に違和感があるなどの場合は、病院に行きましょう。
整形外科を受診すると良いでしょう。重度の捻挫だと、数週間ギブスでの固定が必要な場合もあります。

捻挫の処置方法 5 リハビリをする

捻挫をした後はしばらく安静にしなければなりませんが、痛み腫れが引くとストレッチや筋トレのようなリハビリをするとよいでしょう。
重度の捻挫の場合は、医師に相談してから行うようにしましょう。
リハビリには、タオルを床に置いて足の指を曲げてタオルをつかむという「タオルギャザー」というトレーニングなどがあります。足の指、ふくらはぎの筋肉を刺激することができます。

参照元URL
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/08_nenza/index3.html

テーピングってどうやるの?巻き方とは?

テーピングの目的は捻挫の予防や再発、急処置です。テーピングをすることによって、足首の関節や筋肉の動きを調整して、強くする事ができます。
今回は自分簡単にできる方法をご紹介致しますので、応急処置として覚えて置くと良いでしょう。

自分で巻く簡単なテーピング

テープは、ドラッグストアで購入することができます。この巻き方には、伸縮性のある50mm程度のものを選びましょう。

  1. 足首を直角におきます。足の外側から足の甲~足の裏の土踏まずの辺りを通って2周巻きます。テープはひっぱりながら行います。
  2. 足の外側に戻ったら、足首の前を通ってアキレス腱を1周して、また足首の前を通って1と同じ所を1周巻きます。
  3. また2と同じ所を通りアキレス腱まで来たら、外側のかかとにひっかけて、足の裏を通って足首に戻ります。
  4. 足首の前を通って、アキレス腱まで来たら内側のかかとにもひっかけて、足の裏を通って足首に戻ります。
  5. 足首の前を通って、次は上に巻きながら上がります。
  6. テープをずらしながらもう1回転させて、テープを切ります。しっかりと貼り付けます。

しわやたるみができないように押さえながら巻いていきましょう。

テーピングは正しく巻かなければ効果がありません。
自分で自信がない時、不安な時には、整形外科や整骨院などで専門の先生に見てもらいましょう。
<img src="sprain.jpg" alt="足首をテーピングしている">

引用http://share.upmc.com/2017/01/wrapping-an-ankle-sprain/

足首の捻挫で後遺症があるって本当?

足首の捻挫はきちんとした処置をしていれば、元通りに近い状態にまで治すことができます。しかし、軽く見ていて適切なケアや治療が行われていなければ、次のような後遺症が残ることもあるのです。

繰り返す(再発)

痛みや腫れが引いたら、治っていると安心してしまいがちです。しかし、捻挫によって伸びたり切れたりした靭帯は、完全にもとの強さに戻ることはないと言われています。
そして、しっかりと治っていないままスポーツや仕事など捻挫をした時と同じような負荷をかければ、また捻挫が起こりやすくなり繰り返してしまうのです。

変形性足関節症

変形性足関節症は、多くの足首の痛みの原因になる病気です。足首の関節の軟骨が損傷して炎症を起こしている状態です。
捻挫をした後に、足首の靭帯が緩み関節が不安定になると軟骨にも傷がつきやすくなってしまいます。それが変形性足関節症につながるのです。

参照元URL
http://benesse.jp/kosodate/201605/20160518-5.html

足首の捻挫はきちんと治そう!

足首の捻挫は足首の靭帯や腱、軟骨が傷ついて起こります。力の強さやかかる方向によって程度も変わってきます。
まずは正しくRICE処置を行って炎症を抑えるようにしましょう。重度の場合や不安な時には、すぐに病院に行くようにしましょう。
その中でテーピングは足首の固定ができるので、応急処置にも使えますし、捻挫の予防にもなります。正しく巻くことが必要ですので、巻き方が分からなければ専門の先生に相談しましょう。
足首の捻挫はきちんと治していなければ、繰り返したり、変形性足関節症につながったりという後遺症も見られます。正しい処置、適切なテーピングをするようにしましょう。