鍼灸師として働くにあたって必要な資格について

皆さんご存知のように近年では健康に関心を持つ方が多く、その流れからリラクゼーションがブームとなりました。

現在は多くの店舗が開業しており、昔ではなかったようなリラクゼーションや、または既存のリラクゼーションから派生したようなものまで多種多様なサービスにあふれています。
その中でも国家資格として認められているものとして、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の三つがあります。

あくまでリラクゼーションとしてのサービスを提供するに留めるのであれば、上記の国家資格は特に必要とはないものの、やはり資格があることによって利用客の信頼性も異なってきますのでなるべくであれば資格は持っておきたいところです。

あん摩マッサージ指圧師は比較的リラクゼーションにおいてはポピュラーとも言える資格となっていますので、ここでは後者二つの鍼灸師に焦点を当ててみたいと思います。

鍼灸師は国家資格

前述のようにはり師およびきゅう師はそれぞれに独立した資格ではあるものの、両者の資格を取得し鍼灸師として施術を行っている方も少なくありません。
つまり鍼灸師として開業、もしくは既存の施術院にて働くのであれば、両者の試験をそれぞれに合格する必要があるということになります。

しかし、両者の試験を同時に受ける場合には、それぞれに共通している課目は免除される仕組みもありますので、将来的に両方を取得することを考えているのであればなるべくなら同時に受けるのが望ましいと言えるでしょう。

ですがやはり国家資格ということもあって、はり師およびきゅう師の試験を受けるにあたって受験資格が存在しています。

受験資格はどんな条件?

具体的な受験資格としては、厚生労働大臣が認めた養成施設もしくは文部科学大臣が認めている学校において三年以上の実技を含む学習を行ったものと定められています。

主な試験科目としてはやはり医療に関係したものが多く、衛生学や解剖学、生理学、病理学、臨床医学などを含め両者ともに13の課目が設けられています。
これから受験を考えている方にとって気になってくるのが試験の合格率ではないでしょうか。

はり師きゅう師を同時に受験する方が多いためか、この両者の受験者数は毎年同じ程の数で合格率もほぼ同様の数字となっており、平均して毎年5,000人ほどの受験者にてその75%強が合格しているというデータがあります。

はり師、きゅう師の就職先は?

試験を経て、めでたくはり師ときゅう師の資格を取得することができれば、いよいよその技術を以って現場で働くことになるでしょう。

では、現在におけるはり師およびきゅう師の就職先にはどういったものがあるのでしょうか、こちらも気になるところだと思います。

やはり多くの方の場合は、独立開業のために資格を取得するというケースがほとんどとなっており、資格を持っている人を雇うという状況はあまり多くないようです。
一方、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師の場合ですと、冒頭でも述べたように比較的ポピュラーであることから、関連店舗や施療院も多く、そのために雇用の機会も少なくなく、なるべくであればこちらの資格も取得しておくことでかなり就職の幅は拡がってくるでしょう。

3つの資格を取得するには

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資格を全て取得しているものを三療師と呼びますが、この三療師の資格を全てサポートしている専門学校なども少数ではありますがいくつか存在しています。

しかし、数が少ないということで、非常に地域が限られてくるということと、競争率が高いということがデメリットとして考えられますが、三療師の資格を全て取得するというのであればうってつけの学校と言えるでしょう。

鍼灸師の業務を行っている施設としては鍼灸院が一般的ではありますが、医療機関や福祉施設でも働いている鍼灸師も存在しています。
また最近では美容鍼といった、女性限定の施術が注目を集めていますので、美容整形外科などの就職先も増えてくるかもしれません。